【山梨】中日本高速道路は16日、今年のゴールデンウィーク(GW)前後の期間(26日〜5月6日)の渋滞予測を発表した。同社八王子支社管内の中央自動車道などの上下線で、10〜45キロの渋滞が計49回発生する見込み。渋滞は昼前から夜にかけて発生、特に夕方にピークになるといい、同社は「午前中の移動に変更することを検討してほしい」としている。

 昨年のGWは天候に恵まれず、外出を控える傾向で渋滞は計31回だった。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初のGWとなることもあり、渋滞は昨年より大幅に増えると見込んでいる。

 中央道の渋滞のピークは、上りで28、29日、5月4、5日と予測。特に29日と5日に小仏トンネル付近を先頭に30キロの大きな渋滞になると予測。下りのピークは5月2〜4日。特に、相模湖インターチェンジ(IC)付近を先頭に、2日で30キロ、3、4日に45キロになるとしている。

 また、中央道の事故多発区間として、上りの上野原IC〜相模湖IC、下りの大月IC〜勝沼ICを挙げ、注意して運転するよう呼びかけている。

 渋滞末尾での追突事故が増えているといい、同社は、渋滞に巻き込まれた場合は「ハザードランプを点滅させて後続車両に知らせ、十分に車間距離をとってほしい」としている。(棟形祐水)