高松市中心部の街角で様々なジャンルの音楽が演奏される「高松ミュージックブルーフェス」が4日、始まった。5日もサンポート高松周辺で開かれる。

 東日本大震災のチャリティーを目的に2011年に始まり、一般社団法人「街角に音楽を@香川」などでつくる実行委員会が主催した。

 14回目の今年はホームページで参加団体を募集したところ、東京や愛知など県外を含め、ジャズやポップス、邦楽など過去最多の91組約480人のミュージシャンがエントリーした。

 4日は商店街の7会場で開催。丸亀町壱番街前ドーム広場では、10月にサンポートホール高松の開館20周年を記念して公演される新作オペラ「扇の的」の一部と、直島で暮らす音楽家一家の福島節さん、渚さんらによるライブが披露され、観客は手拍子をして生演奏を楽しんだ。

 香川県三木町から家族4人で訪れた久保奈緒美さん(40)は「福島さん一家のファンで初めて来ましたが、町中のいろんなところで演奏しているのがすごい」と話した。

 5日はサンポート高松など海辺の5会場で開く。TVアニメ「ちびまる子ちゃん」のテーマ曲「おどるポンポコリン」で知られる近藤房之助さんも登場する。入場無料。(福家司)