【栃木】今月7日の矢板市長選で初当選した森島武芳氏(37)の初登庁式が17日あった。県内最年少首長となった森島氏は「広域化、集約化する環境で一目おかれる地域、自治体の手本をつくりたい」と意気込みを語った。

 市生涯学習館会議室で、職員約120人に約20分間訓示を述べた。約12年勤めたリクルートを辞めて挑戦した昨年4月の市議選で初当選し、今年1月に市長選出馬を決断した。「暗くなり続ける状況を前へ進めたい一心で帰ってきた」と切り出し、「雇用で定住人口に大きな影響を与える」と強調した。

 式で整列した年長者の部課長たちを見て、自分の若さを自覚したと式後の取材で語った。「多様性の時代だと思う。若い首長は多様性の一つになる。知らないがゆえに疑い、調査研究できる私の個性を大事に、市政に貢献できるように全力を注ぎたい」(小野智美)