○ ロイヤルズ 13 − 3 アストロズ ●
<現地時間4月11日 カウフマン・スタジアム>

 ア・リーグ西地区3連覇中のアストロズがスタートで躓いている。11日(日本時間12日)の敵地・ロイヤルズ戦に大敗し3連敗。地区最速で10敗目を喫し借金6となった。

 アストロズは先発マウンドに上がったブラウンが初回9失点の大炎上。2/3回で1本塁打含む11安打を浴び、1イニング未満での被安打11は、先発・救援問わずメジャーワースト記録となった。

 攻撃陣は1番・アルテューベが3安打を放つなど計11安打をマークしたが、初回の9失点が重く敵地で大敗。前日の同戦も2−11で敗れており、ロイヤルズとの3連戦は計28失点で3連敗。エスパーダ新監督にとっては苦しい出だしとなっている。

 苦戦の根源は離脱者が相次いでいる先発陣だ。ジャスティン・バーランダー、ホセ・ウルキディ、ルイス・ガルシア、ランス・マクラーズと、4人の先発投手が開幕時点で負傷者リスト入り。さらに、今季の開幕投手を務め、ここまで2登板で防御率2.19を安定していたがフランバー・バルデスも、9日(同10日)に左肘の炎症により15日間の負傷者リストに入った。

 1日(同2日)のブルージェイズ戦で、ロネル・ブランコがノーヒット・ノーランを達成するなど明るい話題もあるが、ここまでの先発防御率はア・リーグ12位の5.05。すでにマイナーで実戦登板しているバーランダーは今月中にもメジャーに復帰すると見られているが、しばらくは先発ローテのやりくりに苦慮しそうだ。