B2東地区の新潟アルビレックスBBは12月27日、名古屋学院大学の永野威旺が特別指定選手として加入することを発表した。

 現在名古屋学院大3年生の永野は、178センチ70キロのガード。12月17日に閉幕した『第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)』では、得意の3ポイントで存在感を発揮。惜しくも初戦敗退となったものの、山梨学院大戦で約34分に出場し、3ポイント成功率63.6パーセント(11本中7本成功)という驚異の数字を残して29得点を挙げている。昨年開催の第74回大会では、当時大学2年生ながらも名古屋学院大学をベスト8に導いた中心選手としても活躍した。

 今回の発表に際して、永野は「今回は新潟アルビレックスBBでプレーできることをうれしく思います。3ポイントシュートでチームに貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願い致します」と意気込みを見せた。有望株を迎え入れる新潟の川上明代表取締役社長は「現在大学3年生ではありますが、持ち前の3ポイントシュートのシュート力とペイントにアタックしてからの華麗なアシストパスをプロの世界でも見せてくれると期待しています」と期待を寄せた。

 特別指定選手とは、現役の高校生や大学生を対象に、16歳以上22歳以下の選手がBリーグの試合に出場できるという制度を指す。個人の能力に応じた環境を提供することを目的としており、各クラブは通常の選手登録枠とは別に2名まで登録することが可能となる。過去には、当時筑波大からアルバルク東京に加入した馬場雄大(現:長崎ヴェルカ)や、当時福岡第一高校から三遠ネオフェニックスに加入した河村勇輝(現:横浜ビー・コルセアーズ)が特別指定選手としてプロデビューした経歴を持つ。