3月20日(現地時間19日、日付は以下同)。スイスにて「2024年パリオリンピック」の5人制バスケットボールの組み合わせ抽選会が行なわれ、大会4連覇中のアメリカ代表は、セルビア、南スーダン、プエルトリコで開催されるオリンピック世界最終予選(OQT)を勝ち抜いた国または地域とともにグループCに入った。

 USAバスケットボールは、1月24日にアメリカ代表のロスター候補41名を発表。そのうち、ケガでもしない限り招集されることが濃厚な7選手がいると2月29日に『The Athletic』が報道。

 そのリストはロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、フェニックス・サンズのケビン・デュラント、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーという3人のスーパースター。さらにフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビード、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム、ドリュー・ホリデー、サンズのデビン・ブッカーという布陣となっている。

 さらに、先日『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者はダラス・マーベリックスのカイリー・アービングが出場を強く望んでいると『FanDuel』のNBA番組“Run It Back”で話していた。

「私が聞いたのは、カイリー・アービングが国を代表したいと強く願っているということ。今夏のパリオリンピックでアメリカを代表してこのチームの一員になることを望んでいる」

 アメリカ代表候補のガード陣にはニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンやセルティックスのジェイレン・ブラウン、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、ミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラードといった豪華な顔ぶれが並んでいる。

 今月23日に32歳を迎えるカイリーは、キャリア13年目の今シーズンも平均25.4得点5.1リバウンド5.3アシスト1.2スティールにフィールドゴール成功率49.0パーセント、3ポイントシュート成功率41.5パーセント(平均3.0本成功)、フリースロー成功率90.7パーセントという好成績を残す実力者。

 2014年のFIBAバスケットボールワールドカップでは平均12.1得点3.6アシスト1.9スティールを残して金メダルと大会MVP、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでも同11.4得点4.9アシストを記録し、金メダルを獲得した実績を持つ。

 レブロンとはクリーブランド・キャバリアーズ時代、デュラントとはブルックリン・ネッツ時代に一緒にプレーした経験もあり、2大会ぶりにオリンピック出場となれば、バックコートでカリーらと主力を務めることになりそうだ。

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