5月4日、B1東地区の千葉ジェッツが、秋田ノーザンハピネッツのホームに乗り込んだ2023−24シーズン最終節・第1戦を88−72で勝利し、ワイルドカード争いの上位2位以内に入ることが確定。Bリーグ開幕から7大会連続7度目のチャンピオンシップ進出を決めた。

 3連敗中だった千葉Jは、勝てば自力でのCS進出が決まる一戦に、富樫勇樹、内尾聡理、原修太、ゼイビア・クックス、ジョン・ムーニーを先発起用。

 試合開始から7−0のランで好スタートをきると、第1クォーターだけて27−15の2桁リードを確保。試合中盤はジリジリと詰め寄られる場面もあったが、内尾やクックスが長短のショットで効率よく加点し、第3クォーター終盤に再びリードを拡大した。15点差で突入した第4クォーターには、相手選手との接触で苦悶の表情を浮かべていた富樫も無事にコートへ戻りクロージング。最終スコア88−72で試合を締めくくった。

 勝利した千葉Jは、クックスがチーム最多20得点を挙げ、内尾がキャリアハイとなる10得点、小川も14得点と期待の若手が奮闘。ベンチスタートだったクリストファー・スミスも13得点を記録し、リバウンド王のタイトルがかかるムーニーも7得点16リバウンドと存在感を示した。

 今シーズンの千葉Jは、東アジアスーパーリーグと天皇杯を制し2冠を手中に収めたものの、シーズン後半に負傷者が続出したこともあり失速。最後は負けがこむ苦しい戦いが続いていたが、レギュラーシーズン1試合を残して、自力でCS進出切符をつかんだ。

■試合結果
秋田ノーザンハピネッツ 72−88 千葉ジェッツ
秋田|15|20|19|18|=72
千葉|27|15|27|19|=88