譲渡会で譲り受けた保護猫の現在は…。今回紹介するのは、Instagramユーザー@kinakonejiri03さんの愛猫・ヨルくん(撮影当時、生後3カ月)。こちらの動画は、譲渡会で譲り受けた保護猫のヨルくんを家に迎えたときのものです。

飼い主さんの家には先住猫のキナコくん(取材時4才/ラグドール)がいるのですが、普段からオモチャなどで遊ぶこともなく過ごしていたそう。そんなキナコくんの様子を見て、飼い主さんは「キナコにお友達がいたら」と思い、保護猫の譲渡会に通い始めたといいます。

飼い主さん:
「じつはヨルの前にトライアルが決まっていたコがいましたが、トライアル直前に肺炎にかかってしまい亡くなってしまいました。とてもショックで2匹目を迎えることも諦めかけていましたが、譲渡会のケージの中で新しい家族を待つ顔馴染みの猫たちの顔がふと浮かび、『1匹だけでもお迎えしたいな』と思ったんです」

こうして飼い主さんは、黒猫のヨルくんを家に迎えることを決めたのでした。

徐々に慣れて人懐っこい猫に

家に来た当初はシャーシャーと威嚇していたヨルくんでしたが、新しい環境にも徐々に慣れていきました。生後5カ月(取材時)になった今では、飼い主さんの膝に乗ったり布団に入ってきたりと、なでられるのが大好きな人懐っこいコになったそうです。

飼い主さん:
「先住猫のキナコが人間嫌いで甘えてくることもほとんどないクールなコなので、『ヨルは甘えん坊だったら嬉しいね』と家族で話していました。甘えん坊なコに育ってくれて嬉しいです」

キナコくんとヨルくんの関係

クールな先住猫のキナコくんは、短気でプライドが高い性格。しかし、ヨルくんに対しては「優しいお兄さん」な姿を見せているようで、ヨルくんにごはんを食べられたりトイレを邪魔されたりしても怒らないのだとか。一方のヨルくんは、甘えん坊で好奇心旺盛なコ。「兄貴」のキナコくんと一緒にいるのが好きで、飼い主さんのInstagramには、キナコくんについていったりキナコくんの真似をしたりするヨルくんの可愛らしい姿が投稿されています。

飼い主さんは、「自分より体が大きいキナコに飛びかかっていくヨルの姿を見ていて、ハラハラすることもある」そうですが、良い兄弟関係を築いている2匹の姿を見て嬉しく思うそうです。

愛猫たちへの思い


凸凹コンビの2匹が遊んでいる姿を見ると、楽しくなるという飼い主さん。ヨルくんが来てからは家族みんなが2匹の姿に癒されているそうで、「これからヨルとキナコがどう変わっていくのか楽しみです」と話しています。今後の2匹の様子も、あたたかく見守っていきたいですね!

写真提供・取材協力/@kinakonejiri03さん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/二宮ねこむ