猫が前足を“ちょいちょい”と動かして何かに触れるのは、猫らしい仕草ですよね。机の上の意外なものを、ちょいちょいで落とされそうになった飼い主さんもいるのでは? かわいらしい行動ですが、猫はこのときどのような気持ちなのでしょうか。今回は、獣医師の菊池亜都子先生監修のもと、猫の前足ちょいちょいの理由についてまとめました。

なぜ猫は前足でちょいちょいするの?

猫が前足で物に触れるのは、元々、獲物を捕まえたあとに生きているかどうかを確認する行動といわれています。前足の肉球にはセンサーのような機能が備わっており、ちょいちょいと軽く触れることで、対象の温度や動きを感知することができるのです。

お皿をちょいちょい


「ねこのきもちアプリ」に投稿された、ちょいちょいしている画像をご紹介します。ねねちゃんは、テーブルの上のお皿をちょいちょい。お皿に興味があったのでしょうか。白くてまるい手がかわいいですね。

フタをちょいちょい


幸ちゃんは、テーブルのすみのペットボトルのフタをちょいちょい。もう少しでフタがテーブルから落っこちそう! 真剣そうなまなざしで、好奇心旺盛な姿が愛らしいですね。

ねこ草が気になる?


レオ君は、ねこ草に手を伸ばしてちょいちょい。ごろんとリラックスした姿から、警戒しているというよりはちょいちょいして遊んでいるように見えますね。ねこ草を食べてくれるかと思いきや、おもちゃになってしまったのかも!?

この記事では、猫のしぐさのなかでも人気の「前足ちょいちょい」についてまとめました。猫のしぐさはかわいいものが多く、胸キュンしてばかりですよね。「何か知りたい!」という好奇心が、このしぐさの理由のようですね。

お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 東京大学附属動物医療センター)
参考/「ねこのきもち」2020年6月号『15のしぐさに秘められたねこのきもち』
文/仲田陽子
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。