JR東日本のダイヤ改正に伴う京葉線の快速縮小問題を巡り、千葉市の神谷俊一市長は25日の記者会見で、京葉線利用者に行っているウェブアンケートで、同日時点で1万2458件の回答があり、約8割が「悪い影響がある」と答えていると明らかにした。約6割は「乗る時間を変更した」、約3割は「別路線に変更したり利用をやめた」と回答。神谷市長は「市民生活や経済活動に変化が生じている」とし、締め切り後にさらに詳細な分析を行うとした。

 アンケートは3月16日のダイヤ改正後、影響を確認してから回答してもらうため、同月23日に開始。市によると、4月25日午前9時時点で1万2458件の回答があり、市民が50%、外房・内房線の沿線自治体居住者が30%、同市より東京寄りの居住者が6%、県内の他自治体や他県が6%だった。

 全体の約9割が京葉線のダイヤ改正に「とても関心がある」と回答。「再改正する場合どんなダイヤを望むか」を質問した項目では、約7割が「通勤・退勤時間帯の快速増便」を、約6割が「通勤快速の復活」を望んだ。

 神谷市長は「速達性の確保を多くの人が望んでいる。今後、居住地や利用動向など回答の詳細を分析してJR東側との協議に活用したい」とした。

 アンケートの締め切りは30日午後11時59分。京葉線利用者であれば、市外・県外在住者らも回答できる。