無印良品を展開する「良品計画」は27日、鴨川市の「里のMUJI みんなみの里」の屋外に、鴨川の四季折々の景観が一望できる里山デッキを新設した。

 デッキは、景観を生かす滞在場所の整備などを求める利用客らの声を受け設置。県産の杉を活用し、地域の職人が製作した。デッキにはベンチもあり、桜並木や青々とした田んぼなど四季の風景が楽しめる。

 デッキ設置に合わせ、施設内の飲食店「Café&Meal MUJI」では、鴨川産の米を使ったおむすびなどテイクアウトメニューの提供を開始。おむすびは塩(税込み150円)、青のりクリームチーズ(同250円)、ぶりバジルマヨ(同250円)の3種類から日替わりで2種類を提供する。

 みんなみの里の春山志保子店長は「おにぎりをデッキで食べてもらい、地域産品の良さを伝えたい。住民と地域外から訪れる人をつなげる場所にもしていけたら」と話している。

 デッキや芝生広場では大型連休中、たき火や打楽器の演奏、キッチンカー出店などを予定。里山デッキの開放時間は午前9時〜午後6時。問い合わせはみんなみの里(電話)04(7099)8055。