「核兵器なき世界」に向け、多くの人たちに考えてもらおうという展示会が4月11日から、千葉県市川市で開かれています。

 この展示会は、核兵器廃絶のために活動する団体が2012年からこれまでに世界21か国90都市以上で開いてきたもので、初日の11日は、関係者らが出席してオープニングセレモニーが行われました。

 挨拶に立った市川市の田中甲市長は、「より多くの市民に核廃絶へ向けた世界の取り組みを知ってもらいたい」と呼びかけました。

 展示では、核兵器の脅威やそれを開発した科学者たちの苦悩、更に、廃絶を求める国際社会の動きなどが40枚のパネルにまとめられています。

 また、広島に投下された原爆の爆風で溶けたガラス瓶なども展示されていて、核兵器の恐ろしさを克明に伝えています。

 この展示会は4月15日まで、市川市文化会館で開かれます。