千葉県匝瑳市では、約300本の藤の花が見頃を迎え、鮮やかな色と香りで訪れた人の心を癒しています。

 匝瑳市木積地区は、約300本の藤の花が楽しめる「ふじの里」として親しまれていて、中でも龍頭寺の大藤は樹齢100年を超え、紫色の見事な花房が気品を漂わせています。

 この地区では約300年前から藤ヅルを原料とする農具「箕」の製作が行われていて、藤の咲くこの時期に箕を考案した女性への感謝を込めて毎年「おせん様の藤まつり」を開催、2024年で24回目を迎えます。

 見頃は5月6日頃までで、3日には藤棚の下で雅楽の演奏会が開催されるということです。