自分の教室で授業を受けられていない中学生を対象に、多様な「学びの場」を提供しようと、オンラインによる授業配信の試みが始まります。

 千葉県教育委員会はこのほど、様々な事情で不登校の状態となり、自分の教室で授業を受けられていない中学生向けに、オンラインで授業を配信する「エデュオプちば」を開始すると発表しました。

 「エデュオプ」とは、「Educational」「Opportunities」の略で、「教育機会」を意味する造語です。

 県教委によりますと、教科は国語、社会、数学、理科、英語の5教科で、夏休みなどの学校の長期休業中を除く平日にオンラインによる双方向型の授業を行います。

 県のホームページで5月10日まで、初回の受講の申し込みを受け付けていて、準備が整い次第、順次配信をする予定ということです。

 インターネットがつながる環境であれば学習場所は問わないということで、担当者は「学びたいと思う生徒やその保護者に、ぜひ多様な学びの場を活用してほしい」と呼びかけています。