千葉県内有数のコメの産地旭市では、都市と農村の交流を深めようと田植えの体験会が行われました。

 旭市長部にある大原幽学記念館の国指定史跡の水田では田植えの体験会が行われ、東京や船橋市、それに千葉市など市内外から家族連れなど約180人が参加しました。

 参加した人たちは江戸時代末期、現在の旭市を中心に農民の教育の傍ら農村改革運動を指導し大きな功績を残した大原幽学ゆかりの水田で田植えを体験して、都市と農村の交流を楽しんでいました。

 旭市は、「干潟八万石」といわれる房総半島屈指の穀倉地帯を持つ県内有数のコメの産地で、体験会を開催した市は今後、水田に住む生物の観察会や稲刈りの体験会などを開いて市の豊かな自然や農業の魅力を伝えていきたいとしています。