万が一のテロ行為に備えようと、成田空港の駅で6月24日、関係機関による不審者対応訓練が行われました。

 成田空港の駅構内で行われた訓練は列車内で刃物による殺傷事件が度々発生していることから、凶器を持った不審者が現れた想定で行われ、空港に乗り入れるJR東日本と京成電鉄の職員などあわせて約40人が参加しました。

 参加者らはさすまたを扱って不審者役の動きを制圧する方法を確認したほか、空港内に設置された手荷物カートなどを使って不審者から距離をとる方法なども学んでいました。

 また今回は、駅に爆発物が仕掛けられた場合の対応方法など万が一のテロに備えた手順の確認も行われした。

 訓練を主催した県警の担当者は「インバウンドが回復し空港利用者が増えている。今後も危機管理意識の醸成を図っていきたい」と話しています。

 参加者は―
「抵抗されたときにさすまたが反対側に回転してしまうので、自分自身も危害が加わってしまうと感じた」