氷見市中央町の土産物店「勘右衛門母母座(かかざ)」に29日、同市の手芸ボランティア団体「つぼみの会」の作品コーナーが設けられた。売上金は地域福祉に役立てられる。

 つぼみの会は今年で結成40年目。60〜80代の女性会員8人が月に3回、市ボランティア総合センターで製作している。作品は市内の旅館に置いてもらい、売り上げを善意銀行などに寄付している。

 今回は店主の川嶋裕美子さんからの声掛けで設置された。会員7人が持ち寄ったアヤメ、ツバキ、カブ、ネコなどをデザインした刺し子のふきん(540円)やポーチ(大480円、小360円)を並べた。駒崎孝子会長は「認知症予防にもなり、会員が話をしながら楽しく作っている。1枚でも買っていただき、待っている人たちに寄付金を届けたい」と話した。 (小畑一成)