NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第125話が28日、放送された。翌29日に最終回を控え、ヒロイン・スズ子(趣里)と羽鳥善一(草彅剛)が思いをぶつけ合う展開に視聴者の感動を呼んだが、番組後の高校野球中継での粋なフォローがネット上で話題となった。

 【以下ネタバレを含みます】

 引退会見後も羽鳥と話ができなかったスズ子は茨田りつ子(菊地凛子)の助言で対話を決意。すると家を出ようとしたスズ子の前に、羽鳥が訪ねてくる。2人は思いを語り合い、「引退コンサート」を決意する。

 2人が涙を浮かべ、長ぜりふをぶつけ合うクライマックスにX(旧ツイッター)では視聴者も「師弟愛最高」「草なぎくん本人のことが頭によぎって二重に泣ける」「観続けてきて良かった」と大興奮。同時に後続の「あさイチ」が野球中継のため、最終週に恒例の「朝ドラ受け」がないことを「寂しい!華大さん、鈴木アナの思いが聞きたかった」「朝ドラ受けないのほんと残念」と嘆くコメントがみられた。

 そんな中、午前8時15分からは同8時半が第1試合だった高校野球のセンバツ大会準々決勝が中継されると中継の冒頭、中村信博アナ(36)が「明日フィナーレを迎える『ブギウギ』。春センバツも同じくクライマックスです」と第一声。続けて「善一とスズ子の絆が数々の名曲を生み出しましたが、この甲子園では球児たちの絆が数々の好ゲームドラマを生み出してきました。センバツ100年、そして甲子園100年。今日また新たな歴史が刻まれていきます」とまとめ、粋な「朝ドラ受け」を披露した。

 高校野球のセンバツ大会中継内での「朝ドラ受け」は昨年の「舞いあがれ!」以来。この流れに視聴者も「まさかの甲子園で朝ドラ受け!!」「選抜で朝ドラ受けされて泣く日が来るとは思わなかったよ…アナウンサーさんありがとう」「ブギウギと球児を絡めたコメントしてくれて嬉しかった」と喜んだ。