キャットフード「CIAOちゅ〜る」で知られる「いなば食品」が”文春砲”を浴び、それに対する釈明文が「怪文書プレスリリース」だとネット上を震撼させている。

 週刊文春・文春オンラインは、同社の新入社員が雨漏りのする社員寮に入居させられる”ボロ家ハラスメント”などを報道。これを受け、同社は12日に「由比のボロ家報道について」という衝撃的なタイトルで謝罪と釈明の声明を発表した。

 問題の原因について「実は、10月26日に間質性肺炎の急性増悪で緊急入院し、1月10日に死亡、2月1日に社葬となった副社長で、いままで本件の一切の担当責任者だった総務部長がこの入院期間中の詳細な指示が酸素吸入による呼吸困難でほぼできず、空白となってしまいました」などと説明。これらの文面が逆にネット上を刺激する結果となり、X(旧ツイッター)では「副社長の訃報の表現が『死亡』なのめちゃくちゃ怖すぎる」「マジで日本語として成立してないのが怖すぎる」「謝罪文を出すつもりが非上場オーナー企業の悪いところを煮詰めた怪文書」「病気で1月に亡くなった担当者のせいにしたのも遺族に失礼過ぎる」などと大荒れとなってしまった。

 その後、発表文は一部修正され「詳細な指示が酸素吸入による呼吸困難でほぼできず」「シェアハウスの改修のほぼ一切は逝去した副社長の担当でした」「責任者の死亡により作業指示が大変に遅れ」などの記述は消えた。だが、依然として「ボロ家報道」のタイトルに変更はない。

 同社は、プロ野球2軍に今季から参戦する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」本拠地の命名権を取得しており、球場名が「ちゅ〜るスタジアム清水」に改名されたばかり。このため「これ一軍とか、他競技のトップリーグだったら相当恐ろしい事になってそう」「いきなりマイナスイメージになってしまったと思われる、くふうハヤテが不憫でなりませぬ」など、球界への風評被害を懸念する声もある。