ピアニストのフジコ・ヘミングさんの訃報を受け、漫画「20世紀少年」などで知られる漫画家の浦沢直樹氏が2日、X(旧ツイッター)に追悼コメントを寄せた。
ヘミングさんは、浦沢氏が原作を手掛けたアニメ「MONSTER」(2004年)のエンディング曲「Make It Home」で初の歌唱を担当した。
浦沢氏は同アニメを制作する際、音楽を手掛ける作曲家・●島邦明氏(※●は草カンムリに配)から、「テーマ曲、#フジコ・ヘミングさん にお願いするなんてどう?」と提案されたという。これを受けて、「ピアノ曲いいですね!でも引き受けていただけるかな?」と答えたが、●島氏は「いや、歌で」と、ピアニストであるヘミングさんに歌唱を求めたという。浦沢氏はまさかの提案に「え?」と驚いたと振り返りつつ、「見事な歌声で作品を彩っていただいたフジコ・ヘミングさん、ご冥福をお祈りいたします」と感謝しつつ、故人をしのんだ。
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