実業家「ひろゆき」こと西村博之さん(47)が24日、X(旧ツイッター)を更新。衆院補欠選挙で他陣営への選挙妨害が問題化していることに、私見を語った。

 28日投開票の東京15区の補選では特定の候補者や陣営が大音量でヤジを飛ばしたり、陣営関係者を突き飛ばした暴行容疑で、男が現行犯逮捕されたりするなどの事態が発生。無所属の乙武洋匡候補の応援に入った東京都大田区の荻野稔区議が、補選に出馬しているつばさの党の根本良輔候補に引き倒される様子の動画をXに投稿して物議を醸すなど、選挙妨害が大きな問題になっている。

 ひろゆきさんは、選挙区の東京・江東区長が「都、警視庁と連携しています」などとと、選挙妨害を念頭に置いたと思われる声明を出した、というネット記事を引用。「『リスクがあるから街頭演説はやらないほうが良いよね』という社会になると、会場を自前で予約できる金持ちとネット有名人が選挙で有利になる」と、こうした事態が悪化した場合の、将来の可能性について言及。「一般の人が駅前で立ち続けて、有権者に覚えてもらうというのがなくなってしまうのは、社会にとって良いことなのかな、、?」と疑問を呈した。

 ひろゆきさんは23日のXへの投稿で、荻野区議がアップした動画を引用。「こちらが撮影中に常に体重をかけて寄りかかってきており、体重を支えられなくなり腕を振り払ったところ、大げさに彼が転んだのがこの動画です」という根本候補が投稿した文をそのまま転載した上で、「動画と状況は異なるようですが、、、」とツッコミを入れいている。

 フォロワーからは「暴れたもん勝ちはよくないっすな」「リアルでもネット上でも選挙妨害したらダメだと思います」「街頭演説は民主主義の基本的(原始的)な類型ですよね」「街頭演説は、ただうるさいだけで不要だと思ってる派…」「どっちにしろ有名人が有利なのは変わらないと思うんですが…」などの声が寄せられた。