TBSの佐々木卓社長は日、東京・赤坂の同局で開いた定例社長会見で、1月期の連続ドラマについて感想を語った。

 

 昭和から令和にタイムスリップする阿部サダヲ(54)主演の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」について佐々木社長は「個人としては一番刺さったドラマでした。(主人公がタイムスリップして)昭和と令和を行き来したが、どちらがいいというわけではなく、時代の生きづらさを描いていて、爆笑しながら、そのあと考えさせられるようなドラマ」と振り返った。

 その上で「本当に大切なことは何か。最終回でも取り上げられた寛容とは何か。問題提起型のドラマだったように思える」と評価した。

 西島秀俊(53)主演の日曜劇場「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜」には「自分の周りのクラシックを聴かないおじさんたちが聴くようになり、『クラシックが大好きになった』と聞いて良かったと思った」と語った。

 二階堂ふみ(29)主演の火曜ドラマ「Eye Love You」については好調だった地上波放送だけでなく韓国でも注目された配信の反響や人気だった関連イベントを高く評価した。