元東京都知事で国際政治学者の舛添要一さん(75)が28日から29日にかけてX(旧ツイッター)を連続投稿。28日に投開票が行われた衆院東京15区の補欠選挙で5位に惨敗した無所属新人の乙武洋匡さん(48)を支援した小池百合子東京都知事(71)の政界引退を求めた。

 午後8時の投票締め切りと同時に、立憲民主党の新人、酒井菜摘さんの当選確実を報道各社が報じると、舛添さんは「(21日投開票の)目黒区長選に続いて、小池百合子都知事が支援した乙武洋匡候補が、東京15区補選で、たぶん4位の地位に甘んじ、落選した。小池の虚飾の神通力もなくなった。学歴詐称疑惑が再燃する中、小池は嘘から始めた政治家人生にもう幕を閉じるべきである。それが、日本の国益を守るために不可欠な選択である」と私見をつづった。

 さらに、日が変わり「東京15区補選、開票終了。小池都知事が支援した乙武は5位に沈んだ。小池の国政復帰などあり得ないし、彼女がこれ以上東京を沈没させるのは阻止すべきだ。政界からの引退を求める」と改めて主張した。

 選挙中、何度も街頭演説に駆けつけた小池都知事は、開票を見守る乙武さんの事務所を訪れることはなかったという。