6月25日に所属する人気グループ・EXILEとGENERATIONSの卒業と、所属事務所の「LDH JAPAN」の退社を4月30日に発表した関口メンディー(33)が1日、GENERATIONSのメンバー6人と東京都内で会見を行い、卒業を決断した理由や今後の活動について語った。メンディーは「日本だけではなく、世界で活躍できる人間になりたい」と世界進出を宣言し、「エンターテインメント王にオレはなる!」と意気込んだ。7人での活動は、6日放送のTBS系音楽番組「CDTV ライブ! ライブ!」が最後になる。メンディーの卒業後、GENERATIONSは6人で活動する。

 会見の冒頭、メンバーの小森隼(28)が経緯を説明。グループ10周年の2022年に「10周年のイベントなどをやりきって卒業したい」と切り出され、話し合いを重ねて卒業が決定。「グループの活動が落ち着いたタイミングでの卒業となりました」と報告した。

 メンディーは、「約13年、20歳のころからお世話になったLDHを6月25日に卒業させていただくことになりました」と切り出し、「デキの悪い自分を育ててくださった(事務所社長の)HIROさん始め、スタッフのみなさんに感謝してもしきれない。ここにいるメンバーも家族のようなもの。自分のことを見つけてくれて、温かく応援して下さったファンのみなさんに感謝しています。突然の発表になってしまいファンのみなさんを不安にさせてしまいごめんなさい」と謝罪した。

 決断に至るまで時間がかかったそうだが、理由について「LDHは家族であり、実家のような場所だった。とても安全な場所だけど、いつからか『ここに居続けていいのか』と思った。この環境に居続けても、お父さんの背中に近づくことも、追い越すこともできないと思った。今こそ、自分の足で立つのが親孝行につながると思った」と明かした。

 小学校のころに両親が離婚。母子家庭で育ったが、小学4年の時、母から「メンディーには日本と世界の架け橋になってほしい」との手紙をもらったという。メンディーは「そうなると思って23年、自問自答したけど、そうなったとは思えず、今はそうなりたいと思っています。日本だけではなく世界で活躍できる人間になりたい。それができるか分からないけど、人生1度きりなので挑戦してみたい。自分が世界で活躍できるエンターティーナーになった時、両親に恩返しできると思った」と、もう1つの決断に至った理由を明かした。

 メンバーの言葉を聞くと感慨深げな表情。「ぐっと来るものがありました。これから納得してもらえるように結果で証明したい。変わらずエンターテインメントを通してみなさんを笑顔にできるように精進したい」と意気込んだ。

 リーダーの白濱亜嵐(30)は、「GENERATIONSは『夢』というのが大きなキーワード。残された6人は思う存分メンディーくんの夢を応援したい」と笑顔でエールを送った。