俳優の奥平大兼(20)が29日、東京都内で主演映画「フレイル」の舞台あいさつに共演の莉子(21)、本木真武太監督(36)らと登壇した。

 4人の監督による短編オムニバス映画「GEMNIBUS vol.1」(6月28日〜7月11日まで限定公開)の内の1本で、少子高齢化問題を背景にしたSF学園ゾンビ映画。奥平は、VR空間で青春を追体験する老人・明の17歳の姿を演じる。

 見た目は高校生、中身は老人という難しい役どころだったが、奥平は「最初はおじいちゃんの名残があった方がいいのか、若々し過ぎてもよくないのか…手探り状態でしたね。でも後半はそんなこと関係なしにお芝居してました」と自然と役柄に没頭していったことを明かした。

 同作は海外の撮影チームで構成され、台本から撮影まで全て海外の制作手法で行われた。奥平は「いつもはテストや本番が『よ〜い、ハイ』なんですけど、今回は『スタンバ〜イ、レディー、アクション!』なんです。衝撃でした」と笑いながら振り返った。