◇23日 オープン戦 西武0―3ヤクルト(ベルーナドーム)

 ヤクルト・吉村貢司郎投手(26)が先発で5イニングを1安打無失点。開幕前最後の登板を二塁を踏ませない好投で締め、先発が濃厚な開幕2戦目の30日の中日戦(神宮)へ弾みをつけた。

 「ストライク先行でいけましたし、球数も少なく(51球)、いいテンポで投げられた。今日のようなピッチングをシーズンでもできるようにいい準備をしていきたい」。許した安打は2回の先頭・アギラーに喫した中前打のみ。オープン戦は5試合に先発し、計20イニングで防御率1・35と抜群の安定感を誇示した。

 ここまで順調な調整を続けてきた右腕は今季の初戦に向けて、「どこでもいける準備をしていきます。全チームのデータとかもしっかりと見て準備をしていきたい」と気合十分。高津監督は「よかったですね。真っすぐの力もあったし、全体的に低いところに集められた」と太鼓判だった。

 ルーキーイヤーの昨季は中日戦の登板はなかった。竜打線とは公式戦での初顔合わせ。これからさらに臨戦態勢を整えていく。