メイダン競馬場の芝丈は現在20センチ弱。今年も馬場に近づくと、太陽をしっかり浴びた、強い芝の香りが立ちこめます。毎日たっぷり散水された芝は、調教に乗る皆さんからは硬い馬場という印象のようです。

 ダートについては27日に兵庫のイグナイターの追い切りに騎乗した笹川翼騎手に聞いてみました。

 「すごく乗りやすかったですよ! あまり日本にはない馬場ですね。軽くてスピードが出やすそうな馬場。イグナイターは順調です! 落ち着いてますし、このままいってほしいです。スピードがある馬なので、馬場は合っていると思います」と自信を見せました。

 そんな笹川騎手は、カタールから帰って早々の2月20日、浦和競馬で1日5勝を挙げました。「帰ってからモチベーションが上がりました。カタールでいい競馬を見て、競馬乗りたい! と思って帰国したのが大きいです」。今度はドバイから帰国後の川崎競馬の成績にも注目ですね♪

 イグナイターを管理する新子雅司調教師は、追い切り以外は自身で乗って調教をつけています。「馬が環境にすぐ慣れてくれました。馬場はそれほど深くなく、走りやすそうな馬場で合うと思います。1番枠はいいんじゃないかと思います」。地方馬のドバイ参戦は2005年のアジュディミツオー以来19年ぶり。新子調教師は「これを糧に、どんどん海外遠征できたら」と意気込みも聞かせてくださいました。