◇3日(日本時間4日) ドジャースージャイアンツ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・DH」でスタメン出場し、4−3で迎えた7回2死走者なしからの第4打席で移籍後初本塁打となる今季1号を放った。3ボール1ストライクからの5球目、ジャイアンツの左腕Ta・ロジャーズの高め速球を右中間に弾丸ライナーで運んだ。今季9試合目、41打席目だった。打球速度は105.6マイル(約170キロ)、飛距離は430フィート(約131メートル)。この日は1回無死一塁からは空振り三振、3回先頭では一塁内野安打、4回2死一塁では左飛だった。

 大谷の本塁打は昨年8月23日のレッズとのダブルヘッダー第1試合(ロサンゼルス)以来、224日ぶり。「2番・DH」で先発出場し、第1打席で44号本塁打を記録していた。その後は右ひじ靱帯(じんたい)の負傷や手術もあり、公式戦での本塁打はないままシーズンを終えていた。

 今季のオープン戦では2月27日のホワイトソックス戦、3月12日のジャイアンツ戦で本塁打をマーク。レギュラーシーズンでは開幕から1日のジャイアンツ戦(ロサンゼルス)の第2打席までに31打席ノーアーチ。2022年の30打席を塗り替え、開幕からの自己ワースト記録を更新していた。

 44本塁打で自身初の本塁打王に輝いた昨季は3試合目、12打席目で初本塁打で、2018年の大リーグ移籍以降、最も遅い打席、試合数での初本塁打となった。以下は大リーグ移籍以降の本塁打。

年 日付 相手 試合数 打席数 年間本塁打数

2018年 4月3日 インディアンス戦 2試合目 6打席目 22本

2019年 5月13日 ツインズ戦 6試合目 26打席目 18本

2020年 7月29日 マリナーズ戦 4試合目 16打席目 7本

2021年 4月2日 ホワイトソックス戦 2試合目 9打席目 46本

2022年 4月15日 レンジャーズ戦 8試合目 31打席目 34本

2023年 4月2日 アスレチックス戦 3試合目 12打席目 44本