◇7日 F1第4戦日本GP(鈴鹿サーキット)

F1第4戦日本GPは7日、決勝が行われ、RBの角田裕毅が母国グランプリでは初入賞となる10位に食い込んだ。前戦オーストラリアGPでも7位を獲得しており、2戦連続でポイントを手にした。日本GPで日本人が入賞するのは2012年に3位表彰台を獲得した小林可夢偉(当時ザウバー)以来、12年ぶり。

 角田は10番グリッドからスタートするも12番手に順位を落とした直後に多重クラッシュで赤旗中断に。リスタートでは12番グリッドだったが、いきなり9番手までジャンプアップ。その後も入賞圏内でバトルを繰り広げた。

 通算22周終了時のピットストップでは中団グループ4台とともに同時にタイヤ交換に入り、真っ先にピットアウト。見事に順位を上げた。チームへの無線でも「良くやった。最高の仕事をしてくれた」とピットクルーの迅速な作業をたたえた。

 中盤は11番手を走行し、34周目にハースのニコ・ヒュルケンベルグを逆バンクでかわして自力で10番手に浮上した。

 日本GPは3年連続3度目の出場。参戦1年目の2021年は新型コロナウイルス禍で中止となり、22年は13位、昨季は12位だった。

 優勝はポールポジションからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が飾り、今季3勝目。日本GPでは3年連続の勝利となった。2位にはチームメートのセルジオ・ペレス(メキシコ)が入り、レッドブルがワンツーフィニッシュを果たした。

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【F1第4戦日本GP決勝最終結果】

1 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

2 セルジオ・ペレス(レッドブル)

3 カルロス・サインツ(フェラーリ)

4 シャルル・ルクレール(フェラーリ)

5 ランド・ノリス(マクラーレン)

6 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

7 ジョージ・ラッセル(メルセデス)

8 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

9 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

10 角田裕毅(RB)

(以上入賞)

11 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)

12 ランス・ストロール(アストンマーティン)

13 ケビン・マグヌッセン(ハース)

14 バルテリ・ボッタス(キックザウバー)

15 エステバン・オコン(アルピーヌ)

16 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

17 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)

リタイア 周冠宇(キックザウバー)

リタイア ダニエル・リカルド(RB)

リタイア アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)