◇14日 春季高校野球愛知県大会2回戦 豊川11―1岡崎工科(6回コールド、豊橋市民)

 今春センバツに出場した豊川で、今大会から背番号1をつける平野将馬投手(2年)が、6イニング1失点(自責点0)でコールドに導いた

 センバツの初戦・阿南光(徳島)戦では投手が乱れて11失点を喫しただけに、夏までの課題となるのが投手陣の整備だ。その中で長谷川監督がエースナンバーを託したのは「制球も球の威力も安定してきた」という平野だった。

 センバツでは3番手で登板し、2四球を出しながらも2イニング無失点と粘りの投球を披露。平野は「足の震えがあって緊張した中で、やってきたことを信じて投げられた」と聖地での登板が自信になった。

 高校入学時に外野手から投手に転向し、背番号1は自身初。最速142キロの右腕は「球速は145キロを目指し、9回まで投げ切る体力をつけて、信頼される投手になりたい」と力強く語った。