米ファンサイディッドは18日(日本時間19日)、「水原一平スキャンダルは間違いなく打席での大谷翔平に痛手を与えているようだ」のタイトルで記事をアップ。今季の得点圏打率0割5分2厘(19打数1安打)、4三振という数字に注目した。

 「大谷翔平はドジャースと10年総額7億ドル(約1078億円)で契約したとき、スポットライトの前に押しやられた。既に断トツで1番人気の大リーガーだったが、いまやそれにふさわしい給料が支払われ、天井レベルで期待されるチームに行った。これは大谷が対処することの単なる始まりだ」と前置き。

 「青天のへきれきで水原一平の窃盗スキャンダルが起き、大リーグは嵐の渦に巻き込まれた」「大谷はパワーヒッター満載のドジャースに加入することで既にプレッシャーにさらされていたが、いまやスポットライトが当てられているのは水原スキャンダルだ。これが少なくとも打席での特定の状況で痛手を与えているのだろうか」とし、「ドジャースでデビューから21試合で打率3割6分、OPS1・040はすごい成績だが、得点圏に走者を置いて19打数1安打は『大沈没』だ。どこかで変わらなければならない」と報じた。

 「この数字は大谷にとってノーマルではない。メジャー通算の得点圏打率は2割8分8厘、OPS1・031だ。単なるシーズン序盤の不振なのか、それとももっと根が深いのか。おそらく、対処しなければならないプレッシャーにスキャンダルが重なったことが影響しているのだろう」

 米ファウルテリトリーもこの得点圏打率を取り上げ、「焦っているのだろうか?」と疑問視。ファンとしては一刻も早く嵐が過ぎ去り、「ノーマル」に戻ることを願うばかりだ。(写真はAP)