◇19日 ウエスタン・リーグ 中日3―11オリックス(ナゴヤ)

 中日・石川昂弥内野手(22)が19日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ)に「4番・三塁」でフル出場し、適時三塁打を含む2安打1打点の活躍で1軍昇格をアピールした。マルチ安打は2試合連続。試合は中日が3―11で敗れ、開幕から続いていたホームゲームの連勝は8で止まった。

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 石川昂が18日のくふうハヤテ戦に続き2試合連続のマルチ安打だ。竜の主砲候補は打撃の状態がようやく上がってきた。

 「バットが振れるようになってきているので、細かいことはありますけど、いいと思います」

 大敗の中でも存在感を示した。まずは4回1死。高卒2年目の斎藤の142キロを左前へはじき返すと、8回1死一塁では勝負強さを見せた。権田の直球を捉えた打球は風にも乗り、右中間を真っ二つ。立ったまま三塁を陥れ、打点を挙げた。

 井上2軍監督は「昨日あたりからちょっとマシになってきたかなと思う。いい形を見せて、明日は(高橋)宏斗が投げるし、(2人とも)エンジンがだいぶ温まってますよ、という状態にしておかないと」と期待を込めた。

 3月29日に1軍が開幕して約3週間がたった。「時間がかかってますけど、良くなっていると思います」と話すように、2試合連続マルチ安打は2軍調整後初となった。1軍昇格へ向け「頑張ります」と気合を入れ直した。