ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)肝いりの若手育成プロジェクト「ジャパン・タレントスコッド・プログラム」の第1回練習会が25日、東京都世田谷区の明大グラウンドで行われた。

 参加したのは帝京大新主将のフランカー青木恵斗、早大新主将のフッカー佐藤健次ら大学4年生から新1年のフランカー福田大和(中部大春日丘)まで大学生14選手。

 ジョーンズHCはグラウンドでの実地指導では自らDF役に入るなどフルの稼働。各選手と面談では選手に個人的な目標を尋ねた上で「そのポジションの日本一ではなく世界一を目指そう」と意識改革を促し、食事・栄養面の指導も行われた。

 練習を終えた同HCは「2023年W杯の日本代表は高齢化していた。世代交代を図りたいがリーグワンでも日本人選手は年長の選手が多い。次世代の日本代表をどこから手に入れるかと言ったら大学。大学生の選手に世界レベルを意識させることが必要だ」と話し、「今日が27年、31年W杯への第一歩だ」と言い切った。次回合宿は6月に実施予定。