フィギュアスケート女子で56年ぶりに世界選手権3連覇を達成した坂本花織(24)=シスメックス=が6日、東京都内で会見し、2026年ミラノ・コルティナダンペッツオ五輪の前年となる来季へ向けて、「どうかな、って思うプログラムにもまだ挑戦できる。五輪につながるようなシーズンにできたらいい」と意気込みを語った。

 この日は来季へ準備のため、北米に向けて出発。約2週間滞在し、カナダでフリー、米国でショートプログラムの振り付けを行う予定としている。フリーはマリーフランス・デュブレイユ氏に振り付けてもらうといい、「昨季、今季は自分じゃ絶対選ばない曲もってきてもらった。それがいい方向に働いて、『こんなことも自分できるんだ』って新たな発見になって、いい刺激になった。今回もこれを期待している」と話した。

 プログラムの構成については「ルッツ2本、フリップ2本が現実的な目標かな。4回転ジャンプは一応練習はやってはいますけど、試行錯誤中という感じです」と明かす。国際大会から除外されているロシア勢についても触れ、「国際大会に帰ってきたら負けられへんって気持ちになる」と率直な思いを語った。