◇5日(日本時間6日) ドジャース―マーリンズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は地元のマーリンズ戦で1回に3試合連続アーチとなる同点2ラン。今季11号はメジャー全体で単独トップに浮上した。

 2点を先制された直後の1回無死一塁。大谷が右腕ムニョスの外角高め、ストライクゾーンぎりぎりの155キロ直球を振り抜くと、ボールはバックスクリーンへ一直線。395フィート(約120メートル)と記された中堅フェンスを軽々と越えていった。

 大リーグ公式サイトによれば、飛距離134・4メートル、打球初速173キロ、射出角度27度の完璧な打球だった。

 地元中継局スポーツネットLAのジョー・デービス実況は「何てことだ! まるでショットガンのような打球音! またもいった!」とオンエアで絶叫。それから、大谷がベース一周してベンチに戻り、ハイタッチするまでの約25秒間は無言のままだった。

 相方のオーレル・ハーシュハイザー解説者は「球界には好打者がいる。なかなかのパワーを持った打者もいる。そして、中には偉大なパワーヒッターもいるんだ」と評した。

 同実況は「ということで、試合は振り出しに戻りました。大谷は直近9打数で4本塁打。これで11号はメジャートップです」と付け加えた。(写真はAP)