◇19日 大相撲夏場所8日目(東京・両国国技館)

 元幕内の十両伯桜鵬(20)=伊勢ケ浜=が、休場した。日本相撲協会に提出した診断書によると、休場理由は新型コロナ感染。「約5日間の安静加療」を要するとしている。新型コロナによる関取衆の休場は、今場所初めて。

 今場所2日目の取組で右上腕二頭筋を断裂。患部にはテーピングをして出場を続け、7日目まで3勝4敗だった。今場所は西十両8枚目。再出場しなければ、幕下に転落する可能性がある。

 新入幕だった昨年名古屋場所で11勝を挙げ、優勝争いに加わった伯桜鵬は、秋場所前に脱臼癖のあった左肩を手術。2場所全休して、初場所で幕下から再起。宮城野部屋から伊勢ケ浜部屋に転籍した今場所は、十両2場所目だった。