◇19日 体操 パリ五輪代表選考会兼NHK杯最終日(高崎アリーナ)

 杉野正尭が涙の初五輪を決めた。五輪や世界選手権はあと一歩のところで代表を逃してきた。最終種目の鉄棒を終えると目が潤み、「気づいたら泣いていた」と語った。

 「この3年間で世界で一番乗ってきた」と自負するあん馬で2位となる15・000点をマーク。高難度技を連発した鉄棒も2位(14・8666点)でパリ行きを決めた。

 日本の新スペシャリストは「チームとして団体の金メダルが重要。僕が絶対的な力になるようにこれから練習積んで、日本を引っ張っていける選手になりたい」と話した。