ブルージェイズの菊池雄星投手(33)が、7月31日のトレード期限までに移籍する可能性がさらに高まった。地元中継局スポーツネットのニコルソンスミス記者は20日(日本時間21日)、「Bジェイズがいまのように借金『4』ならば、菊池雄星とイミ・ガルシアはトレード放出されると思う。(守護神)ケンリー・ジャンセンも放出があり得る」と報道。米ラリー・ブラウン・スポーツも「勝率5割前後をうろちょろしているBジェイズは、今季を諦める準備を加速中か。現実として2024年シーズンは袋小路で、劇的に変化させる可能性は大きくなっている」と賛同した。

 世界最大のスポーツ誌、米スポーツイラストレーテッドのマカボイ記者も同日、「Bジェイズのオールスター経験者、驚くことにトレード市場に出回るか」の見出しで、菊池がトレード要員である可能性を指摘。「理にかなった獲得候補」としてヤンキースとレッドソックスを挙げた。

 「ヤンキースは数人の選手獲得に向かうと伝えられ、補強エリアは先発投手。そのうちの一人は菊池雄星だとされる。今季は15試合に先発し、防御率3・65。長いイニングをこなせ、先発ローテを強化できる」

 また、「Rソックスはワイルドカードにわずか1ゲーム差。この調子を維持できれば、今夏は売り手よりも、ウイットロックを欠いて手薄な先発投手を探す買い手になるはずだ。菊池のBジェイズは同地区ライバルで交渉は難しいだろうが、Rソックスには相手が欲しがる有力な若手もいる」とした。