アルピーヌF1は21日、元ルノー代表のフラビオ・ブリアトーレ氏(74)がエグゼクティブアドバイザーとして復帰すると発表。「ドライバー市場の見極めや有望株の発掘、既存プロジェクトやチーム戦略へのアドバイスなどに力を注ぐ」と説明した。

 ブリアトーレ氏は1990年代にベネトンの運営に携わり、ミハエル・シューマッハーを擁して選手部門(2回)、製造者部門でタイトルを獲得。2000年代にはルノーで、フェルナンド・アロンソとともに05年から2年連続の2冠に輝いた。ただ、08年のシンガポールGPで故意にクラッシュさせる「クラッシュゲート事件」を引き起こしたとして、一時はF1界から追放されていた。

 アルピーヌは今季、開幕から絶不調。現在5ポイントで製造者部門8位に沈んでいる。