■自分だけの1台に仕上げられる「LBX“Bespoke Build”」を100台限定で抽選販売
コンパクトカー(AセグメントやBセグメント)の高級化は大型モデルよりも格段に難しく、販売面も含めると歴史に残るような大成功を収めた車種は少数派といえるかもしれません。
クラスレスコンパクトを謳うレクサス・LBXは、BセグメントSUVであるトヨタ・ヤリスクロスと同じ「GA-B」プラットフォームで仕立てられた新型SUV。現在のプレミアムコンパクトSUVでは、DS3やアウディQ2などがあります。
発売前から注目度が高かったレクサスLBXが、2023年11月9日に発表されました。
同日から注文を受付、同年12月下旬頃の発売の予定となっています。同時に「LBX“Bespoke Build”」も100台の抽選販売で用意されています。
「GA-B」プラットフォームは、レクサス専用(LBX向け)に刷新されていて、基本性能や電動化技術がブラッシュアップされています。
具体的には、ドライバーと車との一体感が徹底追求された、ドライビングポジションとパッケージを実現していて、音や振動の発生源を抑制することで、レクサスにふさわしい高い静粛性を獲得しています。
また、走行性能の向上、デザイン性も追求された空力性能との両立、電動化技術をさらに磨き上げた新開発のハイブリッドシステムの搭載などもトピックス。
ダイナミックなエクステリアは、機能全体を包括的に捉えたというレクサスの新たなフロントマスクである「ユニファイドスピンドル」が特徴的です。さらに、コンパクトサイズであっても、タイヤの存在感を抱かせるダイナミックなプロポーションも目を惹きます。リヤビューは低重心を感じさせ、シンプルな塊感を強調。
インテリアは、クラスレスコンパクトを謳うにふさわしい、ヒエラルキーを超えた上質なデザインや素材が使われています。そのほか、流行のアンビエントイルミネーションが心地良い車内を演出してくれます。
先述した「LBX“Bespoke Build”」は、多様な価値観やライフスタイルにマッチする5つの世界観を用意。インテリアカラーをはじめ、シート素材や刺繍パターンなどをチョイスし、豊富なバリエーションから自分好みに仕立てられるオーダーメイドシステムです。
最先端の予防安全技術である「Lexus Safety System +」はもちろん、快適な移動を支える運転支援技術である「Lexus Teammate」、12.3インチフル液晶メーターなども採用されています。
ハイブリッドシステムは、高効率な1.5L直列3気筒エンジン(M15A-FXE)とモーター出力が向上された軽量でコンパクトなトランスアクスル、高い電池出力を実現しているバイポーラ型ニッケル水素電池などからなります。
そのほか、オルガンペダルの採用も含め、ドライビングポジションの最適化や専用シートなど、運転することへのこだわりも追求されたというレクサスLBX。コンパクトであっても走りや快適性、静粛性などに妥協したくないというニーズは着実にあるはずで、新たなレクサスユーザーの獲得も期待されているようです。また、高さ制限1550mmの機械式立体駐車場にも入庫できる機動力の高さも魅力といえるでしょう。
新型LBXも「KINTO」によるサブスクリプションサービス(個人・法人)でも取り扱われています。「KINTO」は、車両の月額利用料に、任意保険や自動車税、メンテナンスなど、諸費用が含まれています。販売店に加えて、オンラインで見積もりから契約までの一連の手続きが可能。
契約期間中には、中途解約にもフレキシブルに対応し、期間を満了した際にKINTOへの車両の返却のみで済むこともあり、気軽に新車を乗ることができます。料金は、月額5万8300円〜となっています。
●ボディサイズ:全長4190×全幅1825×全高1545mm
●ホイールベース:2580mm
●価格
「LBX “Cool”」:460万円(2WD/FF)、486万円(AWD/E-Four)
「LBX “Relax”」:460万円(2WD/FF)、486万円(AWD/E-Four)
「LBX “Bespoke Build”」:550万円(2WD/FF)、576万円(AWD/E-Four)
(塚田 勝弘)