10月25日の仮想通貨市場は、賑やかだ。複数のアルトコインが史上最高値を更新し、ビットコイン(BTC)が63,000ドルに戻ったことで、トレーダーは強気の上昇トレンドの再開を期待している。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、過去24時間で最も大きく上昇したのは、PARSIQ(PRQ)、ハンドシェイク(HNS)、NEARプロトコル(NEAR)だ。

ネットワーク間の相互運用性を提唱するPARSIQ
PARSIQはブロックチェーンベースの分析プラットフォームで、ブロックチェーンの活動を現実世界のアプリケーションに結びつける特徴をもつ。

Cointelegraph Markets Proのデータによると、PRQの市場環境は以前から良好だ。

Cointelegraph専用のVORTECS™スコアは、市場センチメント、取引量、最近の値動き、ツイッターの活動などのデータを組み合わせて導き出された、過去と現在の市場状況をアルゴリズムで比較したものだ。

上のチャートに見られるように、PRQのVORTECS™スコアは10月22日に持ち直し始め、10月24日には高値の72まで上昇、そのわずか1時間後に価格が翌日に比べて41%も上昇した。

PRQの価格が上昇したのは、このプロトコルを開発したチームが、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、バイナンス・スマートチェーン(BSC)、ポルカドット(DOT)、アルゴランド(ALGO)などの複数のブロックチェーンネットワークをサポートしているPARSIQの相互運用性を促進することに注力しているためだ。

ハンドシェイクのWeb 3.0ドメインが人気を集める
ハンドシェイクは、既存の認証システムやネーミングシステムの代替となることを目的とした、非中央集権的でパーミッションレスなネーミングプロトコル。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、10月24日に0.213ドルの安値をつけた後、HNSの価格は74%急騰して0.371ドルの日中の高値をつけ、24時間の取引量は491%急増して390万ドルに達した。

HNSの価格が上昇したのは、同プロトコルのドメイン・ネーミング・サービス(DNS)が人気を博し始め、Web 3.0をサポートする数少ないDNSプロバイダーであるハンドシェイクのドメインをユーザーが買い始めたためだ。

NEARプロトコルが8億円の開発補助金を発表
NEARプロトコルは、分散型アプリケーションをインターネット上で使えるようにするために設計された低コストのレイヤー1プロトコルで、このプロジェクトは別々のネットワーク間の相互運用性を提供することを目的としている。

Cointelegraph Markets Proのデータによると、NEARの市場環境は以前から良好だ。

上のチャートに見られるように、NEARのVORTECS™スコアは10月22日に持ち直し始め、82の高値に達した41時間後、価格は33%上昇した。

NEAR価格の上昇は、プロトコルがNearconイベントを開催し、また、NEARエコシステムの成長を誘発することを目的とした8億ドルのエコシステム開発補助金を発表したことによるものだ。