市原隼人が主演する『おいしい給食』シリーズの劇場版最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』(5月24日公開)より、予告編と新場面写真が解禁された。

 1980年代を舞台に、給食をこよなく愛する中学教師・甘利田幸男(市原)の飽くなき給食道を描き続けてきた『おいしい給食』。昨年10月期にシリーズ第3弾ドラマ『おいしい給食 season3』(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビ、TVerほか)が放送され、ドラマ3シーズン、劇場用映画2本と作品を重ねるごとに熱烈なファンを増やし続けた食ドラが、スクリーンに帰ってくる。

 劇場版最新作では北の地に舞台を移し、時代もついに平成に突入。給食をこよなく愛する中学教師、甘利田幸男。自由奔放な発想で独自の給食道を歩む生徒、粒來ケン。平成に突入しても2人の闘いは続く。

 北の地・函館に赴任しても己の給食道を追求する甘利田を演じる市原隼人、教師歴半年&帰国子女の英語教師・比留川愛を演じる大原優乃のほか、給食マニア甘利田の新たな食のライバルになる男子生徒・粒来ケン役の田澤泰粋、甘利田の同僚・軌道志朗役の栄信、PTAの幹部にして水産加工会社を経営する完食推進派の白根澤仁役の六平直政、甘利田をからかうのが楽しみな給食配膳員・牧野文枝役のいとうまい子、駄菓子屋の店主・サキ役の高畑淳子、甘利田が勤務する忍川中学校の校長・坂爪勲役の小堺一機が出演。そして等々力市長を演じる石黒賢が加わる。

 予告編は、ケンのアレンジレシピめがけて椅子でスライディング、机を押してしまう甘利田の姿が映し出されるところからスタート。そして「学校給食は美味しくなくとも残さず頂く!」と完食を推進する新たな強敵・等々力町長が出現し、給食バトル崩壊の危機が訪れる。

 鉄の塊のような紅い紅鮭、白い悪魔の脱脂粉乳と、甘利田が「これは、無理だ…」とうなだれる程のまずい給食が登場。クラスの生徒たちはテンションダダ下がりとなり、ケンは「給食はあれでいいんですか?なぜか美味しくないんです。先生は、そうじゃないんですか?」と涙ながらに訴える。「豊かさとは、個人の自由を尊重するということだ」と、等々力町長に語りかける甘利田だが…。

 果たしてそんな中、イカメシを食べるという甘利田の夢は叶うのか? 甘利田とケンの給食バトルの先にある、給食道の真実とは。そして甘利田と愛先生の恋の行方は。最後にイカメシをほおばろうとする甘利田の姿が印象的な、本作への期待が高まるワクワク感満載の予告編となっている。

 場面写真は、甘利田がエビ反り椅子ダイブをキメる姿、愛先生が職員室で献立を抱きしめ妄想を爆発させる甘利田を笑顔で見つめる場面、甘利田がケンの頭をなでる微笑ましいシーンを切り取ったもの。さらに、教師の威厳を保とうとビシッとした姿で生徒たちを校門で迎える甘利田と、その横で笑顔でハイタッチポーズをとる愛先生と木戸先生を捉えた場面、甘利田が給食をめぐり等々力町長と対峙するシーンなど、甘利田と彼を取り巻く多彩な人々を収めている。

 映画『おいしい給食 Road to イカメシ』は、5月24日より全国公開。