橋本環奈がヒロインを務める2024年秋放送開始の連続テレビ小説『おむすび』(NHK)の福岡・糸島ロケがスタート。出演の橋本、仲里依紗、宮崎美子、松平健が取材に応じ、作品への意気込みを語った。

 NHK朝ドラの第111作目となる本作は、平成時代、“ギャル文化”と出会った主人公が、やがて栄養士となり、“目には見えない大切なもの(縁・時代・人)”を次々と結んでいく平成青春グラフィティ。『正直不動産』(NHK総合)『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(日本テレビ系)の根本ノンジが脚本を担当する。

 橋本が主人公・結を、仲は結の姉の“伝説のギャル”歩を、宮崎は故郷・糸島をこよなく愛す、超ポジティブ思考の祖母・佳代を、松平は野球のホークスファンで、自由奔放な“大ホラ吹き”な祖父・永吉を演じる。

 このたびヒロイン・結が青春時代をすごす福岡・糸島でのロケに合わせて、ロケ取材会を実施。橋本は、「糸島のすてきな自然と空気感の中で撮影が進んでいます。福岡出身の私に地元の方が『お帰り』と言ってくれたりして温かく接して下さるのがうれしいです。私が演じる結にとって、食べ物も海も山も畑もすべて、大切な宝物みたいな場所なんだろうな、と思いながら演じています。私自身、糸島は以前から両親とよく遊びに行っていた町で、そこで撮影ができるのは幸せだなと思っています」と語る。さらに「これまでの撮影で印象に残っているのは、海水浴場で3日かけて撮影した、イベントで『パラパラ』を披露するシーンです。地元のエキストラのみなさんも参加してくださってボリュームのある映像になっていると思うので楽しみにしてほしいです」と作品の見どころを明かした。

 仲は「私はまだ撮影に入って日が浅いですが、糸島に初めて来ることができてうれしいです。九州出身なので糸島の存在は知っていたのですが、今回実際に海を見て、自然に触れてみて、なんてすてきな場所なんだと思いました」と糸島に魅了された様子。「実の妹から、『糸島はギャルの間では映えスポットだよ』といううわさを聞いていたので、今回来てみて、すごくすてきでおしゃれなカフェがあったりして、これは若者にバズるなと感じました」とも。続けて「家族のシーンは、私はまだ少ししか撮影していないので、今後家族のシーンが増えて、楽しいお芝居ができることがすごく楽しみです」と今後の撮影に期待を述べた。

 祖母役の宮崎は「こんな大きな孫を持つおばあちゃんです」と笑い、「糸島で野菜を作ったり売ったりして暮らしています。地元の方に手取り足取り教えていただきながら収穫のシーンを撮影しました。桜の花が日々ほころんだなと思ったら一気に咲き、タンポポ、レンゲ、シロツメクサ、そして名前は知らないけれど懐かしい草花がいっぱいあって、四季折々の魅力を感じながら全国の皆さんにこのふるさと感のある景色が伝わればうれしいです」と充実したロケの様子を伝えた 。

 祖父役の松平も「糸島には初めて来ましたが、海がきれいでとてもすてきでした。そこでイベントをやって、ステージの上でいろいろ手品などをするシーンを撮影したのですが、たくさんの地元のエキストラの方に集まっていただいて、協力していただいた皆さんに笑顔で迎えていただき、本当にうれしかったです。きょうも商店街で撮影しましたが、みなさん温かい方々ばかりで、とてもいい雰囲気で撮影させていただいています」と地元の協力に感謝していた。

 連続テレビ小説『おむすび』は、NHK総合ほかにて2024年秋よりスタート。