あなたの「外遊びの必携リスト」は? 今年40周年を迎えるTeva社員に聞きました
ちょっと遠出してキャンプやハイキング、身近な自然でバーベキューやピクニック……そんなアウトドアの時間をいっそう楽しくしてくれるのが、機能的で素敵なアイテムたち。でも数多く発売されているアウトドアグッズの中からどれを選べばいいのか迷ってしまう。そこで外遊びの達人である、アウトドアブランドの社員たちにおすすめを聞いてみよう。
連載第22回は、今年40周年を迎えたアメリカ発のフットウェアブランド「Teva(テバ)」から、野田幸宏さん(デッカーズジャパン)が登場。茅ヶ崎の自然とともに暮らし、キャンプやサーフィンなどアクティブに遊ぶ野田さんが選んだアイテムとは?
とにかくおすすめ! 普段使いもできる私の愛用キャンプ小物
◆焚き火も調理もコーヒーも。ネイチャーストーブの決定版!
UPI
https://store.upioutdoor.com/collections/solo-stove/products/solo-stove-titan
「燃焼効率が高いストーブで、すごく簡単に火をつけられます。小枝を拾ってきてティッシュに着火すれば、すぐに焚き火ができるので、子どもでも扱いやすい。キャンプのときに忘れたら娘たちに怒られてしまう、必携アイテムですね(笑)。網やフライパンを乗せてちょっとした調理もできますよ」
◆ひとつは持っておきたい、長く愛せる職人の鉄フライパン
HARMONICS
https://www.harmonics-shop.com/SHOP/k-20.html
「長野を拠点にする職人・河原崎貴さんが作っている鉄のフライパンで、大・中・小の3サイズがあるうち、僕は大(直径28センチ)を愛用しています。4人家族なので、サイズ感がちょうどいい。自宅でもアウトドアでも使っていて、キャンプのときは、現地で調達した食材を焼いて塩と胡椒でシンプルに食べることが多いですね。自然環境に配慮して、プラスチックのスポンジや洗剤は使わず、綿の布巾で手入れしています」
◆コンパクト&長時間点灯がうれしい定番ライトたち
アスク
https://www.ask-corp.jp/products/goal-zero/accessory/lighthouse-micro-flash.html
ジェントス
https://www.gentos.jp/products/series/explorer/ex-366d/
「ゴールゼロのマイクロフラッシュは知人からおすすめされて使ってみたところ、コンパクトなのにめちゃくちゃ明るくて、『これは発明品だ!』と驚きました。軽いので首にぶら下げられるし、USB充電ができて乾電池を使わないのもいい。100円ショップで見つけたスタンドと一緒に使っています。
EX-366Dは消防や警察などでも使われている日本のライトメーカージェントスが手がけるLEDランタン。専用充電池をUSB充電できて、非常に明るく、点灯時間もなんと11時間(Highモード時)とかなり長くおすすめです」
こっそり教える、ウチの会社の人気&使える商品!
◆新作ウォーターサンダルは“アマガエル”から着想!?
Teva
https://jp.teva.com/women-sandals/hydratrek-sandal/1150270.html?dwvar_1150270_color=TGLY
「今季の新作ウォーターサンダルです。最大の特徴は、グリップ力が高く滑りにくいアウトソール。細かいラグ(突起)が密に入っていて間からしっかりと水が抜ける構造になっています。これはアマガエルの足から着想したデザインなんですよ。また、クッション性も高くて長時間歩いてもラク。水辺のアクティビティはもちろん、雨の街でもおすすめしたいです。ビーチサンダル(フリップ)タイプもありますよ」
◆ブランド40周年を記念した復刻モデルが、続々
Teva
https://jp.teva.com/women-sandals/80s-original-sandal-revive/1153651.html
https://jp.teva.com/women-sandals/90s-original-alp-revive/1153653.html
「ブランド40周年を記念した復刻モデルです。『80s オリジナル サンダル リバイブ』は1980年代の初代モデルをイメージ。創業者がリバーガイド中にサンダルが脱げないように時計のバンドをくくりつけたというのがブランドの始まりのストーリーなんです。ストラップの波型のデザインも当時のままに、カラーアップデートをしています。
また、『90s オリジナル アルプ リバイブ』は90年代モデルのリメイク。かつてテバが買収したアルプ社(アメリカ)がメインに扱っていたサンダルのデザインで、アルプ社に敬意を示して作られました。復刻モデルは80〜90年代のアメカジな雰囲気があるので、靴下合わせやヌーディな短パン合わせなど、コーディネートを楽しんでもらえたらうれしいです」
アウトドア、このアイテムだけは絶対欠かさない!
◆虫除けにもなる癒やしのオイル
doTERRA(ドテラ)
https://www.doterra.com/JP/ja_JP/pl/single-oils
「ドテラのエッセンシャルオイルは純度が高く、安心して使えます。妻がアロマオイルに詳しくて、家庭で対処療法的に使用したり、アウトドアで虫除けに活用したりしています。気分も上がりますね」
◆お気に入りのサンダルと帽子はいくつあってもいい!
Teva
https://jp.teva.com/
「サンダルや帽子は、お気に入りがたくさんありますよ。たとえば、この間もキャンプで履いた『テラ ファイ 5』は、ソールやクッションなどかなりスペックが高いモデルで、僕は赤色が効いたナンガとのコラボレーションを愛用しています。リラックスしたいときは、ビーサンタイプの『リフリップ』を使っています。
帽子は、テバと(国立公園に寄付するエコブランドの)『パークス プロジェクト』がコラボして作ったものや数年前のノベルティ、『リーバイス』のアメカジっぽいキャップなどなど。キャップのコーディネートが好きですし、日よけとしてもアウトドアに帽子は欠かせません」
外で食べるご飯、この調味料を使うと絶品です
◆手作りの梅干しと味噌
「味噌づくりと梅干しづくりは、我が家の毎年の一大行事になっています。味噌は仕込みから1年間寝かして出来上がり。梅干しは知人からいただいた梅を天日干しして作っています。毎日少しずつ食べているから、体の調子がいいんですよ。キャンプにも持っていって、味噌汁を作ったり、地場の野菜につけて食べたりしています。
炭火で肉や野菜を焼いたときには粗挽きのワサビや藻塩をつけることも。歳を重ねたからか、ヘビーな味付けのものはそんなにいらないなというのもあって(笑)」
私が今までに見たアウトドアの「忘れられない景色」
「去年のゴールデンウィークに友だち家族とうちの家族で一緒にサーフィンキャンプへ行ったときに高台から見た夕日です。すごく迫力があったんですけど、写真でうまく撮れなかったかな……(笑)。場所は、愛知県の伊良湖岬にある『SENTAN BIRDS.』というキャンプ場。場所貸しなので僕らだけの貸切りで、ペットを放せるので愛犬の風(ふう)も喜んでいました。近くでサーフィンができるポイントもあって、とてもいい時間でした」
――そんな野田さんがアウトドア初心者に伝えたい、「アウトドア半径を広げるコツ」とは?
「ちょっと極端かもしれないですが(笑)、犬と一緒に暮らすというのはいかがでしょうか。犬は散歩のために必ず毎日外に出ますし、自然がある場所へ足を運ぶきっかけにもなると思います。うちは3年前に保護犬として風を迎え入れました。ちょっと神経質ですが家族の前ではリラックスしてくれるので、そのギャップがとても可愛い。生活ががらっと変わって楽しいですよ」
Teva
https://jp.teva.com/
文=一ノ瀬 伸
撮影=杉山秀樹