30日の小倉5R新馬戦で、永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康=騎乗の1番人気ケイテンアイジン(牡2歳、栗東・谷)が勝利。道中は3番手につけ、押し切りを図ったレーニスを外から力強く差し切った。

 まなみは「調教でも促したら反応したように、自分からというタイプではありません。レースでも促しながらでしたが、直線で物見をしていたように、いい意味でまだ成長段階の馬です。力がついてきたらもっと良くなると思います」と振り返った。

 勢いに乗ったまなみは、続く6R新馬戦も3番人気のユメシバイ(牝2歳、栗東・松永幹)で快勝。道中は追走に苦労して最後方からだったが、直線で上がり最速の脚を引き出し、ライバルを一気に差し切った。いずれも岡浩二オーナーの所有馬で新馬戦をジャック。今年のJRA21勝目、同通算99勝目を飾った。

 節目のJRA100勝に王手をかけたまなみは「調教ではスピードがある子だなと感じていましたが、少し怖がりなところもあります。実戦に行くとテンのスピードを見せてくれました。前に入られて3〜4角で勢いが落ちてしまいましたが、直線に向いてからはギアが入りました。怖がりなところが治ってくれれば」と充実の汗を拭った。