4年連続4回目の球宴出場が決まった阪神・岩崎優投手(33)はソフトバンク・近藤との対戦に意欲を見せた。「交流戦ではすごく粘られた。フェンスぎりぎりでもいいから1球でアウトを取って終わりたい」と攻略イメージを膨らませた。6月16日の交流戦では11球粘られて四球を与えていた。夢舞台でのリベンジで後半戦につなげることを狙っていた。

 阪神の強力中継ぎ陣を支えるブルペンリーダーもここまで31試合に登板し、2勝3敗10セーブ、防御率は2・73と満足できる結果にはなっていない。「個人的にはすごくいいというシーズンじゃないですけど、そんな中たくさん投票してくれて感謝の気持ちです」と思いを伝えるマウンドにすることを誓った。

 セ・リーグベンチではDeNA・山本との再会も楽しみにしている。「自主トレが一度一緒だったけど、今年の対戦で四球でガッツポーズをされた。ちょっと言ってやりたいかな。バッテリーを組むチャンスがあれば楽しみ」と4月23日の対戦で延長12回に与えた四球の意味を問いながら、対戦相手が自分をどう見ているかを確認することを狙っていた。