日本オリンピック委員会(JOC)は1日、7月26日に開幕するパリ五輪日本選手団の旗手を、ブレイキン男子のShigekixこと半井重幸(22)=第一生命=と、フェンシング女子サーブルの江村美咲(25)=立飛ホールディングス=が務めることを発表した。21年の東京五輪ではバスケットボール男子の八村塁、レスリング女子の須崎優衣が務めていた。

 JOCは今大会、選手への負担を考慮し、伝統的に置いてきた主将を夏季大会では初めて廃止。新たに選手団の「顔」となる旗手は、セーヌ川で行われる開会式の「船上パレード」で国旗を手に大役を担う。

 新種目として採用されるブレイキン(ブレイクダンス)の半井はメダル候補の1人で、昨年末のNHK紅白歌合戦でもパフォーマンスを行うなど注目されている。フェンシング女子サーブルの江村は、世界選手権で2連覇するなど金メダル候補として期待されている。