「ウエスタン、阪神1−2中日」(2日、鳴尾浜球場)

 阪神は相手先発の柳に対してチャンスは作ったものの得点につながらず、惜しくも連勝とはならなかった。

 先発の高橋は今季最多の86球を投げ、5回2失点。毎回で同最多となる8奪三振をマークした。中継ぎ陣は岡留、岩貞、佐藤蓮、加治屋と無失点リレーでつなぎ追加点を許さなかった。

 打線は遠藤が4打数4安打と光った。得点圏でも安打を放ち、この日唯一の1点を挙げた。降格後初スタメンのノイジーは二塁打2本のマルチ安打と躍動。六回無死ではフェンス直撃の打球で三塁まで走ってタッチアウトとなるも攻めの姿勢を見せた。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 ◇  ◇

 −先発が柳投手で中盤以降、チャンス作りながら安打が出なかった。

 「そこだよね、結局ね。塁に出ることと、進めること。チャンスは作れたけどあとは1本打てるかどうか。そのチャンスでやっぱり凡退してる選手、終わってみるとあの球だったなっていうのは必ずあるはずなんでね。そこに手が出ない、もしくは打ち損じてしまってるっていうところで積極的に打ちにいきながらっていうところが、ちょっとできてなかったな。追い込んでからなんとかしようっていう気持ちは出てたけど、まずは攻めていって追い込まれたらっていうね。そこのつながりというかどうしてもちょっと様子を見ながらっていうね。もうこっちがチャンスなんだから仕掛けるぐらいの感じがあれば。ランナーいない時はできるんだけどね。どうしてもランナーがいる時に先に結果考えちゃうとそういう照らしがね、減ってしまうし。そこら辺はまだ勉強だね」

 −遠藤は4安打。

 「今日に関してはっていうか、ちょっとここんとこよくなかったから。あいつの中で何かこれだなっていうね、ヒントをつかんだかもしれないし。今日は打ったけど、本来だったら1番、2番を打つ選手なんでね。そういうところで、打つだけじゃなくて出塁も含めて。今日は素晴らしかった」

 −ノイジー降格後初スタメン。ここから1軍に向けて。

 「先週ゲームに出ないでバッティングだけじゃなくて内野でノック受けたり、いろいろ。やっぱりそれも全部バッティングのためにというかね。ちょっとやっぱり下(半身)が弱ってる感じがあったんでね。もう一回ちょっと下をしっかりさせ、鍛えて。それがやっぱバッティングにもつながってくると思うし。あれは言ったら(本塁打)入れないとあかんけどな。(六回無死から)フェン直だったやつね。その辺、もう一息スイングスピードというかキレが出てきたらオーバーフェンスするようになるだろうし。ただ何日かおいて復帰したゲームで今日ぐらいのバッティング、これを続けてけばまた状態も上がってくるだろうし。今日は良かったね」