「広島0−3阪神」(2日、マツダスタジアム)

 阪神は延長十回、途中出場の島田が決勝点につながる右前打を放った。八回に才木の代打で捕手前への送りバントを決め(記録は犠打野選)、九回の守備では1死一塁で菊池の右翼線に落ちそうな飛球を好捕した。十回は1死一塁でエンドランのサインに応え右前打を放ち、相手の失策を誘って得点した。岡田彰布監督は「なあ。島田がうまいことなあ。残しといてよかったよなあ」と称賛。この日は4試合ぶりにベンチスタートだったが「そりゃお前、こんな仕事しとったら先発で使うよ」とスタメン復帰を約束した。

 以下、岡田監督の一問一答。

 ◇  ◇

 −延長十回はエンドランから試合が一気に動いた。

 「なあ。島田がうまいことなあ。残しといてよかったよなあ」

 −その前(九回)もいい守備があった。

 「うん」

 −エンドランはカウント1−1から。想定していたか。

 「いやいやそら、ヒットが続けへんねんから」

 −近本もいい形で続いた。

 「いやいやな、その前にな、やっといい感じで打っとったからな」

 −八回に近本に声掛け。考えを整理するためにしたのか。

 「違うやん。打てやん。そんなもん。ゲッツーなってもええから、バントないから打て、やんか。ありがとうございます、言うとったわ。そういうことやろ。本人はバントと思ってるかもわからんけど、中途半端に打たすんやったら、なあ。そういうことやん」

 −才木もピンチを切り抜けた。

 「まあなあ、それまで1点でも取ったらよかったけど、火曜日なんかこういう展開なるよ。しゃあないけどな、勝ちつかなかったのは。球数多かったからな、しゃあない」

 −火曜日を取った。大きいか。

 「そら大きいのは大きいよ。変な負け方した後の週はじめやから」

 −才木のバント処理(二塁送球)は審判に

 「え?だから守備妨害やんか。手でとった、左手。(二塁送球を受けた小幡の)足はらってたわ」

 −球審は違うという答えだった。

 「セカンドやろ、(球審の)山本じゃない。判断したって。判断する前にリクエストあるのに、何で判断できるねん、ようわからんわ、そんなの」

 −島田は出たところでしっかり仕事している。

 「少ないところでって。先発でもな、やったんやから、そりゃお前こんな仕事しとったら先発で使うよ。森下の内容見てみ。いつまでもいつまでもな、ホームランばっかり狙うて。そんなんお前、バッティング教える以前の問題や」