【5月24日】

 −攻略の糸口がなかった。

 「ええ。そりゃ打てへんのやから」

 −戸郷は投球の組み立てが変わっていたか。

 「いや、そんなことないよ。そんな変わらへんよ」

 −最後まで直球も変化球も良かった。

 「結局な、低めのボールな、フォーク振ってな」

 −同じ投手に何度もやられている。

 「そらな、ええピッチングされたらこんなもんやろうな。今やったらな。今のバッティングの調子やったらな」

 −(近本の)惜しい当たりも。

 「惜しい当たり言うても、アウトはアウトやからなあ」

 −攻略の糸口は最後まであったか。

 「糸口って、だってヒットを各選手が打つしかないやんか。全然攻めようがない。最後ぐらいやんなあ、ノーアウトで(走者が)出たけど」

 −小幡もよくスリーバントを決めた。

 「うん」

 −及川のアクシデントは手か。

 「あれはファームで1回マメをつぶして、そこと同じところみたいやけどな」

 −小刻みな継投で最後まで勝負が分からない展開に持ち込んだ。

 「いやいや、それは後ろ、ほとんど投げてないピッチャーやったからな。1点やからな、どういう形でな、(得点が)入るか分からへんし」

 −富田も丸に四球を出したが坂本を抑えた。

 「まあな、左(打者)用に出したんやけどな」

 −及川は次の先発は。

 「いやいや、それはちょっと当分あかんやろ。投げられへん。ファームでも1回飛ばしてるくらいやからな」

 −序盤からいい投球だった。

 「まあな、ストライク、ボールはっきりしとったけどな、まあ0点でいとったからな」

 −完封負けとメンタル面での違いは。

 「いやいや、それは明日野手がどんなバッティングするかよ、そんなの。もう終わったことやしの。また初戦負けたいうことやろ」

 −いつも言っているように一喜一憂しない。

 「しゃあないやん、打てへんねんから。明日バッターがどんだけ奮起するかやろうな、そら」

 −06年は奮起して9連勝した。

 「06年やった?(山本)昌?2回目やなあと思っとったけど。何年やったかな05年かな、06年かなと思っとったけど」